2009年の暮れに我が家にやってきた、僕が飼った初めてのペット
デグーマウスのよういちろうが、さきほど天国へ旅立ちました。

ドンくさくて食いしん坊で、でも1番人懐っこい子でした。

そんな彼の状況が一変したのは１年半前
同じゲージで飼っていた、息子デグーのたけあきに、上唇の辺りを噛み切られてしまうという大怪我を負いました。

そこからずっと病院に通い、よういちろうの治療を続けていましたが、
一方で加害者であるたけあきにも異常があった事･･･もしかしたらよういちろうに噛み付いた事もまた異常を訴えるサインだったかも知れない事に、僕は気付いてあげられませんでした。
たけあきの歯に異常がある事に気付いたのは、餌も満足に食べられなくなり、もう随分と衰弱してしまってからでした。
そしてたけあきはそのまま回復する事無く亡くなってしまいました。去年の正月の事でした。
よういちろうばかりを気にかけ、たけあきを助けてやる事が出来なかった僕は
ただただ　ごめんなさい　としか言えませんでした。

そして去年の11月
傷も完全に癒えてはいないものの、出血等も殆ど無くなり安心していた頃
よういちろうもまた、体重が激減し始めました。
当初は糖尿の可能性を疑いましたが、検査の結果異常は無く
傷の為に食べ辛くなっているかもという事で、食事をたべやすいものに変えたりもしました。
それでも改善はせず、遂には自分で殆ど餌を食べる事が無くなったよういちろう。
ペレットをペースト状にして与えたりしていましたが、体重は減少する一方で、
200ｇあった体重は180…140…と瞬く間に減っていきました。

その原因(恐らく)が発覚したのは、今年に入ってから。
獣医からは『歯牙腫』と言われました。
傷が原因か、本来は前に伸びるはずの前歯が根元から伸び、それが口内に突き出てしまっていました。
処置は難しい、とも…。

それでも頑張っていこうと思った矢先でした。
本当に、数時間前まではちゃんと自分で動き回れていたよういちろうでしたが
僕が家を離れた30分ほどの間に容体が急変し、その後僕の手の中で息を引き取りました。

決して、亡くなった事を良かったとは思いませんが
そんな状態で１年半、彼は本当に、良く頑張ったと思います。

今はただ、在りし日のように、
天国でたけあきと共に、親子仲良く安らかに過ごしている事を願ってやみません。

ありがとう
我が家に来てくれて
僕と一緒に過ごしてくれて
今日まで　生きていてくれて
本当に、ありがとう